BLOG LIST
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「石川欽一郎写真アルバム」より
5人の少女と石川欽一郎の写る写真。水彩画指導の際の一コマと思われる。石川というと屋外での風景画のイメージがあるが、これは室内での静物画なのだろう。
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石川欽一郎と陳植棋
古書の市場で「石川滋彦旧蔵資料」と書かれた出品物を目にした。資料と言ってもバッハやショパンの洋書の楽譜と一緒に一冊のアルバムがあるだけのものだった。アルバムを開いてみると父親である石川欽一郎が写る写真が多数貼り込んである …
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【買取品よりご紹介】宇都宮誠太郎宛の年賀状53通
大正5~8年 宇都宮は武田五一に学んだ建築・図案家 ほぼ木版 誠太郎の他に成蹊、安信、英太郎宛含む。成蹊は誠太郎の号だろうか。戸島光孚、島田貞彦、平井楳仙、千熊章禄、明石國助、千種掃雲、武間之男、山鹿清華、霜田卯八、江馬 …
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ウジェーヌ・アジェのオリジナルプリント
ウジェーヌ・アジェのオリジナルプリント「Hotel Louis XV」入荷しました。鶏卵紙のアジェ本人によるプリントで、1890〜1910年以前のものです。裏には場所と整理番号の書入があります。この書入の文字もアジェ本人 …
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今年3度目の熱海への買取
27日、今年3度目の熱海への買取。場所は起雲閣も近い昭和町。 依頼主は大学で音楽教育を教えた方で、近く同じ熱海市内に引越しをするので、この際に蔵書を処分したいとのことだった。 冊数はざっと1000冊ほど。エレベーターのな …
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「現代画廊の案内状–洲之内徹からの便り」
銀座の奥野ビル内にある中松商店「現代画廊の案内状–洲之内徹からの便り」の展示へ。中松商店のことは数年前にえびな書店さんからDMを見せられ知った。展示品の中に小さな抽象画がある。誰の作品かと思うと、洲之内が長年使ったカッタ …
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長谷川利行展
もう半年ほど前になるが、長谷川利行の展覧会が開かれた。利行の作品をまとめて見るのは、平成12年の東京ステーションギャラリーでの展示以来で、その間新たに見つかった作品なども加わり、充実した内容だった。図録の表紙にも使われた …
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「第35回 銀座 古書の市」 美術書画・書籍コレクション
2019年1月16日(水)~21日(月)、銀座松屋8階で開催される「第35回 銀座 古書の市」のポスターが出来上がりました。当店も今回がで5回目の参加です。来週には参加16店舗による合同目録も完成する予定です。他の参加店 …
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四度目の台湾へ
12月5~9日の日程で台湾へ行ってきました。飛行機で4時間→高雄→台中で2泊、そして台南です。2016年に初めて訪れ、今回で4度目の台湾。夜は少しひんやりするものの、昼間は26,7度なので、徒歩で散策することの多い私達に …
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滿洲・台湾・朝鮮ほかの戦前絵葉書をお譲り頂きました
大切に保管された絵葉書はファイル8冊。ほとんどが日本の旧植民地に関するものでした。査定額にもご納得いただきお譲りいただけました。ありがとうございました。
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天野健太郎氏の翻訳書籍
台湾文学翻訳家の天野健太郎氏が亡くなった。最近では呉明益の「自転車泥棒」を翻訳し、虎ノ門の台湾文化センターでの著者を交えた出版記念トークイベントが控えていた。画像は私が持っている同氏翻訳の書籍3冊。実際にお見かけしたのは …
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京城の村上写真館撮影写真
明治40年、当時の嘉仁親王(後の大正天皇)が大韓帝国を訪れた際に撮影された大版写真。有栖川宮威仁親王、皇太子・李垠や初代統監の伊藤博文らと共に景福宮内の慶会楼にて。撮影は村上天真の村上写真館。
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ウラジオストクの森竹写真館
先日の買取でお客様よりお譲りいただいたウラジオストクの森竹写真館のキャビネ版写真。森竹十郎の森竹写真館はペキンスカヤ街に店を構えていたようです。台紙裏のデザインは「森」の字に笹の図柄。
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「華麗島民話集」 限定五百部 西川満・池田敏雄 日孝山房
発行:昭和17年 箱の背に補修と署名書入 装画と挿画は立石鐡臣 立石は台北生まれの洋画家。父は総督府財務局事務官、後に台湾瓦斯専務となる立石義雄。8歳の時に父親の転勤により内地へ戻るが、昭和8年、国画会会友となった時に渡 …
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Tosari Studioの写真絵葉書
インドネシアでTosari Studioを営業した佐竹捨三郎作成の写真絵葉書。戦前の東南アジアで活動した日本人写真師のひとり。下部余白にスタジオ名が印刷されている。インドネシアは最も日本人写真師が活動した地域のようで、佐 …
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ホテルのラベル
「帝國ホテル ライト館」、「富士屋ホテル」、奉天の「瀋陽館」の3種。瀋陽館は色合いもどこか大陸的な印象。私が生まれた時には既に消えていた帝國ホテル・・一度訪れてみたかった。こうしたラベルや営業案内書なども貴重な資料です。 …
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山中篤太郎 1932-34年欧州留学時スクラップノート
山中篤太郎(1901-1981)は経済学者で第3代一橋大学学長でもあった人物。1932年から1934年の間の欧州、特にパリを中心とした留学期間中の様々な紙片を貼り込み、記録したもの。大量な紙片が貼り込まれたノートは厚さが …
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名刺版写真 田中松太郎撮影
写真師としてよりも、ウィーンで製版を学び、後に「半七写真製版印刷所」を創業したことで知られる田中松太郎撮影の名刺判写真。日下部鳴鶴の息子である田中美代二に写真を学んだようだ。田中美代二は工部美術学校に学び、「十一会」のメ …
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八破(bapo)?の双幅
19世紀の中頃から20世紀初頭頃に中国では画像のような「八破」と呼ばれる様式の作品が描かれていたが、これまで特に注目されたことはなかった様です。特徴は拓本や紙片、書籍を重ねるように並べてコラージュ風に描くもので、2017 …
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同潤会の分譲住宅案内書2種
財団法人同潤会の分譲住宅の案内書。衾町と雪ヶ谷の2種。折込両面刷。墨シミと数カ所に数字の書込ありますが概ね良好な状態です。アパートメント事業で知られる同潤会ですが、今回紹介する資料は昭和3~13年にかけて行われた個人向木 …